小規模事務所でも実現できる!おしゃれで機能的なレイアウトとおすすめ家具のご紹介
2025.08.19

少人数の事務所では、限られたスペースやレイアウトのために気に入った収納家具を置けないこともあります。けれど、毎日通う場所だからこそ、働きやすさや心地よさにこだわりたいものですよね。
この記事では、小さな事務所ならではの工夫として、面積や人数の目安といった基本情報から、動線やゾーニングのポイントまでをわかりやすくご紹介。さらに、コンパクトなオフィスレイアウトにぴったりなKadode Spaceの家具もご紹介します。
「スペースが狭いから…」と諦めず、快適でデザイン性のあるオフィスづくりに役立ててください。
小規模事務所のレイアウトとは? 特徴と基本の考え方を解説

小規模事務所やオフィスは、面積が限られているからこそ、レイアウトや家具選びの工夫が直接働きやすさや見た目の印象に影響します。ここでは、小さな空間での1人あたりに必要なオフィス面積の目安や、レイアウトの基本をご紹介します。
小規模オフィスとは何坪から?人数と面積の目安
ただ、小規模オフィスといっても、実は明確な法律上の定義はありません。一般的な目安としては、延床面積1,000坪(約3,300㎡)未満のビルが“小規模”に分類されます。小規模事務所で求められる面積は、働く人数や必要機能によって変わります。
1人あたりに必要なオフィス面積の目安
- 快適に働ける広さ:4〜5坪(約13〜16㎡)程度
(デスクやイス、収納、通路スペースを含む) - 最低限必要な広さ:約1.2坪以上
(労働安全衛生規則より算出)
つまり「法律上は最低限このくらいあればOK」ですが、実際に快適に働くには余裕を持ったレイアウトが大切です。
限られた空間を最大限活かすレイアウトの基本
小規模オフィスは、限られた空間だからこそレイアウト次第で働きやすさが大きく変わります。「事務所の広さは足りるかな?」と感じたときは、1人あたり4坪前後を目安に検討してみると安心です。
小規模オフィスにおすすめの考え方
- 少人数で使うなら、デスク間の距離や収納を工夫するだけで快適に
- 来客が多い場合は、受付や会議スペースを優先的に確保
- テレワークと併用なら、一人あたりの面積を減らして効率的に活用
小規模オフィスでは、こうした限られた面積の中で快適さと機能性を両立させることが大切です。そのためには、まず動線設計を優先しましょう。人の行き来が多い通路や出入口付近は広めに取り、席の間隔や家具の配置も移動しやすさを意識します。
次にポイントとなるのがゾーニングです。執務エリア・打ち合わせエリア・リフレッシュエリアなどを明確に分けることで、限られた空間でも用途ごとの使いやすさが格段に向上します。
さらに、収納の工夫も欠かせません。壁面収納や可動式のラック、デスク下の引き出しなど、空間の縦と隙間を活用すると、物が散らかりにくくスッキリした印象を保てます。
働きやすい小規模事務所をつくるためのゾーニングの工夫

オフィスの面積が限られている場合でも、工夫次第で快適さと効率性を両立させることは可能です。執務・会議・収納といった機能ごとのエリアを適切に分け、動線を意識したレイアウトにすることで、無駄な移動や作業の滞りを減らせます。
ここでは、小規模事務所でも実践できるゾーニングの基本と、通路幅などの寸法設計の目安について解説します。
執務・会議・収納スペースの分け方と目的
執務スペースは、集中して作業できる環境づくりが第一です。動線を妨げない配置と、必要な資料や機器にすぐ手が届くレイアウトを作りましょう。デスクを並べるだけでなく、視線や音をやわらげるためのパーテーションや観葉植物を取り入れると快適です。
小規模のオフィスで固定の会議室が難しい場合は、可動式パーテーションや折りたたみテーブルを使い、執務エリアの一角を打ち合わせスペースに切り替えられるようにすると省スペースです。
収納スペースは、限られた面積を圧迫しない工夫が必須です。隙間に収まるコンパクトなロッカーやキャスター付きの可動棚を使えば、必要なときに出し入れがしやすく、整理整頓もしやすくなります。
人が通れる幅は?動線確保のための寸法とは
一般的なオフィスでは、人がすれ違える通路幅は120cm前後が目安とされます。1人が通るだけなら60〜75cm程度でも可能ですが、荷物を持っていたり後ろを人が通ったりする状況を考えると、最低でも80〜90cmは確保したいところです。
また、コピー機や収納棚の前など人が立ち止まって作業する場所は、通路幅に加えて50〜60cm程度の作業スペースを別途考慮する必要があります。スペースを確保しておくことで、誰かが作業していても他の人がスムーズに通れる環境が作れます。
小規模事務所に合ったデザインコンセプトとは?

ここでは、小規模のオフィスにおすすめのレイアウトの種類や狭さを感じさせない工夫、テーマ選びのポイントまでご紹介します。
小規模のオフィスに適したレイアウトの種類と特徴
島型レイアウトは、日本のオフィスの定番です。デスクを向かい合わせや四方に配置し、複数人でひとつの島をつくるため、スペース効率が高く、備品を共有しやすいのが特徴です。チーム内のコミュニケーションもスムーズになります。ただし、周囲の会話や動きが気になって集中しづらいデメリットもあります。
壁面型レイアウトは、デスクを壁際に沿って並べる配置です。中央に通路や共用スペースを広く確保できるため、動線がシンプルで開放感があるのが魅力です。ただし、背中合わせの人とのコミュニケーションが減るため、別途打ち合わせの場を設けることが望ましいです。
フリーアドレス型レイアウトは、固定席を設けず、共有テーブルやカウンター席など好きな場所で作業できるスタイルです。席数を在席人数より少なく設定できるため、省スペース化が可能で、在宅勤務や外回りが多い業種と相性良好です。チームや部署をまたいだ交流も活発になりますが、荷物や資料の置き場が必要になるため、ロッカーや収納の仕組みづくりをしましょう。
狭い空間でも広く見せる!色使い・素材・照明で圧迫感を軽減
小規模のオフィスでは、実際の面積以上に広く感じられるような工夫をしましょう。まず色使いは、白やベージュなど明るいトーンで統一すると、光を反射し奥行が生まれます。差し色として淡いブルーやグリーンを取り入れると、清潔感や落ち着きもプラスできます。
また、ガラスやアクリルなど透過性のある素材は視線を遮らず、開放感を演出可能です。軽やかな質感の木目や金属パーツを組み合わせることで、空間が平坦にならずメリハリが生まれるでしょう。
照明は、天井全体を均一に照らすだけでなく、スポットライトや間接照明を組み合わせるのが効果的です。壁や天井を照らすライティングは、空間を縦にも横にも広く見せます。
小規模でもおしゃれは実現可能!デザインテーマの選び方
小規模のオフィスでも、テーマをしっかり決めればおしゃれで統一感のある空間づくりは十分可能です。まずは、会社の業種やブランドイメージに合った方向性を明確にしましょう。
例えば、ナチュラル系なら木目やグリーンを取り入れて温かみのある雰囲気に、モダン系ならガラスやメタルを使ってシャープで洗練された印象に仕上がります。カフェ風やインダストリアル風など遊び心のあるテーマも、小規模だからこそ取り入れやすいでしょう。
また、色や素材をテーマに沿って選ぶことで、面積が限られていてもまとまりのある空間に見せられます。家具や小物もデザインコンセプトに合わせて統一すると、雑多にならずスッキリ感を保てます。
小規模事務所に最適な家具の選び方 ー サイズオーダーで無駄なくレイアウト
Kadode Spaceの家具は、小規模事務所や在宅ワークスペースにぴったりな省スペース設計と機能性が魅力です。サイズを1cm単位でオーダーできる商品も多く、限られた面積でも無駄なくレイアウトできます。
ここでは、そんなKadode Spaceのおすすめオフィス家具を3つご紹介します。
個人メールボックス付き!パーソナル省スペース収納「ロッカー 2人用 上下連結タイプ」

フリーアドレスや少人数オフィスで活躍する、コンパクトながら収納力のあるロッカーです。上下を積み重ねた縦型構造で、床面積を取らずに収納量を2倍確保します。幅は30〜45cmの範囲で1cm単位のオーダーが可能なので、ちょっとした隙間にもぴったり収まります。
扉には取っ手を付けず、切り欠きの手掛け部分から郵便物を差し込める仕様なので、個人用メールボックスとしても利用可能です。4色展開の木目柄は温かみと落ち着きが感じられ、どのようなオフィスデザインにも自然になじみます。
サイズ:幅300〜450mm/奥行500mm/高さ2000mm
カラー:ライトウッド/ホワイトウッド/ミディアムウッド/ダークウッド
素材:メラミン化粧板
商品重量:約40kg
PRODUCT

ロッカー 2人用 上下連結タイプ(幅300〜450mm/上下同方向)
どんなオフィス家具にも合わせやすい、モダンな木目柄デザインのロッカー 2人用上下連結タイプです。縦長のロッカーを上下に組み合わせることで、デッドスペースを有効活用できます…
PRODUCT

ロッカー 2人用 上下連結タイプ(幅300〜450mm/上下互い違い)
フリーアドレスオフィスの個人メールボックスにもなるオフィスロッカー 2人用上下連結タイプです。サイズは幅30cmから45cmまでの間で1cm単位のカスタマイズが可能。切り欠きの手掛け部分から郵便物…
飾り棚としても使える!ドロワータイプの「書庫収納」

省スペースで多用途に使える、ドロワータイプの書庫収納です。3段の引き出し構成で、上段には文房具や小物を、中段、下段には必要な資料など分けて収納できるスペースを確保。見た目はコンパクトでも、日常業務で必要な収納力をしっかり備えています。
幅は30〜50cmまで1cm単位でサイズオーダーでき、空きスペースやデスク横など置きたい場所にぴったりフィットします。天板付きなので、観葉植物やオフィス小物を置いて飾り棚として活用することもできます。
サイズ:幅300〜500mm/奥行350mm/高さ800mm
カラー:ライトウッド/ホワイトウッド/ミディアムウッド/ダークウッド
素材:メラミン化粧板
商品重量:約40kg
PRODUCT

書庫収納 ドロワータイプ(幅300〜500mm)
オフィスにさりげなく木のぬくもりを。モダンで上品なデザインの書庫収納 ドロワータイプです。内部は上下二段仕切りで、一段分はA4サイズのファイルを立てて収納可能なサイズ…
収納力重視!たっぷり収納できる2段「書庫収納 開き扉タイプ」

大容量の収納を確保しつつ、オフィスになじむデザインを備えた開き扉タイプの書庫です。内部は上下2段の棚構造で、A4ファイルを縦置きできるサイズ。書類や備品をまとめて収納でき、見た目もすっきりと整います。
幅は30〜90cmまで1cm単位でオーダー可能です。設置場所に合わせてぴったりサイズを選べるため、限られたスペースでも無駄なくレイアウトできます。上部には天板が付いており、観葉植物やディスプレイ小物を置けば、飾り棚としての役割も果たします。
サイズ:幅300〜900mm/奥行350mm/高さ800mm
カラー:ライトウッド/ホワイトウッド/ミディアムウッド/ダークウッド
素材:メラミン化粧板
商品重量:約40kg
PRODUCT

書庫収納 開き扉タイプ(幅300〜500mm)
オフィスにさりげなく木のぬくもりを。モダンで上品なデザインの書庫収納 開き扉タイプです。ゆとりのある幅広設計のキャビネットは、A4サイズのファイルを立てて収納可能。サイズは…
PRODUCT

書庫収納 開き扉タイプ(幅500〜900mm)
オフィスにさりげなく木のぬくもりを。モダンで上品なデザインの書庫収納 開き扉タイプです。キャビネット幅は50cmから90cmまでの間で1cm単位のカスタマイズ可能。キャビネット上部に天板がついている…
機能美と収納力を最大限に高める「書庫収納 開き扉+ドロワータイプ」

書庫収納の新しいスタンダードをかなえる、美しいデザインと収納力を最大限に高めた「書庫収納 開き扉+ドロワータイプ」です。
天板はカウンターとして使えるため、小物や観葉植物を飾って空間を演出できます。幅広設計で耐荷重性もあり、安心してお使いいただけます。
幅は、90cmから150cmまでの間で1cm単位のカスタマイズが可能。オフィスの大きさや家具と家具の隙間に合わせてサイズをお選びできます。オフィスにさりげなく木のぬくもりを添える、落ち着いたモダンカラーを4色ご用意しました。
サイズ:900〜1500mm/奥行350mm/高さ800mm
カラー:ライトウッド/ホワイトウッド/ミディアムウッド/ダークウッド
素材:メラミン化粧板
商品重量:約45〜61kg
PRODUCT

書庫収納 開き扉+ドロワータイプ(幅900〜1500mm)
オフィスにさりげなく木のぬくもりを。収納力を最大限に高める書庫収納 開き扉+ドロワータイプです。書庫収納の新しいスタンダードをかなえるため、開き収納2つと3段ドロワーがひとつとなり、必要な機能を…
おしゃれで快適な小規模事務所のレイアウト実例と注意点
ここでは、2〜3人用オフィスの具体的なレイアウト実例をもとに、配置の意図や工夫を解説し、併せて小規模のオフィスで起こりやすい失敗や注意点についてもご紹介します。
実例と注意点を合わせて知ることで、限られたスペースでも長く快適に使えるオフィスづくりのヒントになるでしょう。
2〜3人用オフィスの実例|家具配置のポイントと意図

2〜3人規模であってもオフィスには業務に必要な機能をすべて入れる必要があります。
この事例では、まず書庫収納をデスクのすぐそばに配置することで、必要な資料やファイルに素早くアクセス可能にしています。間仕切りのような役割も果たし、ワークスペースの範囲を自然に区切っています。天板付きタイプの収納であれば、観葉植物や飲み物を置くカウンターとしても活用可能です。
ロッカーは、ワークスペースの奥にまとめて配置しています。フリーアドレスの場合は、個人の私物や資料を安全に保管できるパーソナル収納として機能します。横連結や上下連結が可能なら、人数やスペースに応じて柔軟に増減できるのもポイントです。
Kadoe Space オフィスビルに構えた、2~3人規模の事務所のおすすめレイアウトはこちら
小規模オフィスのよくある失敗・注意点
小規模のオフィスは面積が限られているため、ちょっとした配置ミスや計画不足がすぐに不便さにつながります。特によくある失敗が収納不足です。必要最低限のデスクと椅子だけを置いて開業しても、書類や備品が増えるとあっという間に作業スペースが圧迫されます。最初から物が増えることを想定した収納計画が欠かせません。
動線を軽視した家具配置ものちのち問題になります。通路幅が狭すぎたり、コピー機や書庫の前に作業スペースがなかったりすると、毎日の業務でストレスが溜まります。人の行き来や作業動作をシミュレーションして、必要な幅を確保しましょう。
また、レイアウトやデザインの統一感がないのも失敗例のひとつです。色や素材がバラバラだと、空間がごちゃついて見え、狭さを強調してしまいます。テーマやトーンを事前に決めてから家具や内装を選びましょう。
小規模事務所にぴったりの機能的な家具をお探しならKadode Spaceへ
小規模のオフィスでは、限られた面積をどう使うかが快適さと効率性の決め手になります。
働きやすい小規模事務所をつくるゾーニングの工夫
- ゾーニングの基本
執務・会議・収納の機能を分けてレイアウトする
動線を意識して無駄な移動を減らす - スペースごとの工夫
執務スペース:集中できる配置、手の届く範囲に必要物を配置、パーテーションや観葉植物で快適化
会議スペース:固定が難しい場合は可動式パーテーションや折りたたみテーブルで兼用
収納スペース:コンパクトロッカーやキャスター付き棚で効率的に配置 - 通路幅・寸法の目安
すれ違う通路幅:120cm程度
1人通行:60〜75cm(推奨80〜90cm)
コピー機や棚の前などは追加で50〜60cmの作業スペースが必要
Kadode Spaceの家具は、1cm単位のサイズオーダーや省スペース設計など、小規模なオフィスの課題を解決する工夫が満載です。収納力を確保しながら圧迫感を抑えるデザインや、飾り棚としても使える多機能仕様で、レイアウトの自由度も高まります。
実用性とデザイン性を両立した家具を選ぶことで、限られた坪数でも働きやすくおしゃれな空間に。Kadode Spaceの家具を活用して、無駄のないレイアウトと機能美を備えたオフィスにしましょう。